ん・・・・・・・・・あれ・・・・・?
ここは確か・・・・・・・・・あれ・・・・・・・?;;;
ついさっきまで俺・・・ヅラやゴリラと屋根の上歩いてて・・・・・・それで・・・・・・
足滑らせて落ちて・・・・・・・・・記憶が無い;;;;
まさかッ;;・・・・・あのまま気絶して・・・俺は拾われてきちまったのか!!?;;;
おいおい嘘だろ・・・?;;なんでよりにもよって拾われちまうんだよ俺ぇぇぇ;;;
なんでよりにもよって・・・・・・・アイツなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
猫にだって想うところはある
「お、目ぇ覚めたか?」
フシャアアアァァァアアア!!!!
サラリと襖を開けて入って来た男に対し遠慮なく威嚇しまくる俺。
なんたってこの男・・・腹を空かせた無力?な小動物+αに向かって!
とことん腹が立つようなことだけして去って行きやがった!!!!!!!!
誰がテメェのマヨネィィィズなんかいるかボケエエエエエ!!!!!!
「そんな威嚇すんなって;;お前さっきの白猫だろ?俺のマヨ全部やったってのにまだ足りねーのか?」
「ギニャアアアァァアア!!!(うるせええええ!!!マヨから離れろって言ってんだろーがああああ!!!)」
「まさか・・・マヨが嫌いなのか・・・?・・・お前とは仲良くやれそうにねーな・・・」
「ニャ!!フニャッ!!!(こっちから願い下げだっつーんだよ!!!)」
「待ってろ。なんか持って来てやるから。」
「ニャ!!?(え!!?マジ!?食い物くれんの!!!やりぃ♪わりぃなヅラァ!俺は一足先においしい思いw)」
「ほら、真選組ソーセージにマヨかけてやったぞ。これでお前も食べられるようになるはずだ。」
「フニギャアアアアアアアアアアアアアア(食べられなくしちまったんだよ死ねえええええええええええ)」
ザシュッザシュッザシュッ!!!
「駄目じゃないですか副長ォ・・・猫に糖分や脂肪分の多いものは与えちゃいけないんですよ?むやみに食べさせちゃいけないものって結構多いんですからっ」
「仕方ねーだろ、知らなかったんだから。イッテテ;;」
「ほらぁ、ちゃんと消毒しないと!化膿したらどうするんですかッ」
「山崎お前、姑臭くなってねーか?」
「余計なお世話ですよ;;他の隊士もよく怪我するから、救護が板に付いちゃったんですッ!
よしよし、美味しいかい・・・?」
「ナウ・・・」
今俺はジミー特製、俗に言う“ねこまんま”を食べて腹を満たしていた。
ジミー・・・俺の味方はお前だけだ・・・
「じゃあ俺行きますけど、懐かないからって暴力とか絶対だめですよッ!」
「するかッ。さっさと行け。」
あぁ・・・ジミーが行っちまうぅぅぅもう一杯おかわり欲しかった・・・
「んな泣きそーな目ぇしてんじゃねぇよ;;すっかりアイツに懐きやがって;;」
「ゥゥニャアゥニギャァ!(まともな飯与えてくれる相手に懐いて何が悪いッ)」
「うにゃうにゃ言ってんな。ほら、冷えるからこっち来い。」
「ンニャ!?ニャァッンニャガァ!!(ぅお!?このヤロ放せッ!!軽々と持ち上げんなッ!!)」
「あッ!!こらッ暴れんなって!!別に焼いて食おうってんじゃッいっっ!!!」
ふんッ!!生憎人肌恋しくなる年頃は過ぎちまったんだよ!
銀さんにはこのフッサフサの毛があるから寒さなんて・・・「ヘッ、ブシッ!!!」
・・・え、いやいや今のは違うからぁ・・・毛玉が鼻に詰まってフガフガしただけだからぁ・・・?
うぅぅうぅ;;(ブルブル)・・・ちょ、今日の寒さ異常じゃない?まぁ銀さんは平気だけd
「ほら、震えてんじゃねーか。まだ小さいくせに強がってんじゃねぇ。」
「ニャフッ!!?ニャ・・・(小さいだとッ!!?オメェだって猫になりゃぁこんくらいに・・・)」
あ・・・土方の胸・・・あったけぇ・・・
・・・・・ッて何俺は簡単に心許そうとしてんだぁ!?おい。
こんな、冗談半分で小動物+α見下すような・・・小動物+αに餌としてマヨネーズ与えようとするような・・・・・・恋人が猫になっちまったってーのに・・・この俺に気付きもしないような奴なんかに・・・・・
・・・何やってんだろうなぁ俺は・・・
これじゃあただの僻みじゃねぇか・・・
人間が動物になるなんざ、考える奴の方が異常だっつんだよ・・・
「ったく、さっきからなぁんかムシャクシャすると思ったら、そういう素直じゃねぇとこ、どっかのアイツにそっくりだなッ。」
「・・・ッッ」
「アイツもお前みたいにとんだ捻くれもんで、変なとこで強がって、ちったぁ素直になってほしいもんだ。」
「・・・ナゥゥ・・・(そりゃお互い様だろうが・・・)」
「それにモジャモジャのテンパで・・・そういやぁお前の毛の色と一緒だな。ハハッお前ら似たもん同士だな。」
「・・・・・」
土方がそう言って柔らかく笑うのを見て、言葉に表すなら『セツナイ』・『サビシイ』なんて感情を、不覚にも感じてしまった。
同時に、『恐怖』まで付いてくる始末だ。
決して認めたわけではないが、もしこのまま・・・なんて考えが嫌でもよぎってしまう・・・
笑いながら俺のことを猫相手に話して聞かせるこの男の胸に、今一度人の姿で、身を寄せられる日が来てくれるのか。
そんなことをほんの少し考えてしまっただけで、とてつもなく大きな不安に襲われてしまった。
情けない話だ。今が猫の姿じゃなかったらきっと泣いちまっていた。
いいさ・・・今は、身を委ねていよう・・・
あまりに多くのことがありすぎて肉体的にも精神的にも疲れ切っていた俺は、しばらくぶりに感じる恋人のぬくもりを感じているうちに眠ってしまった。
目が覚めると、俺を腕に抱いたまま眠る土方の寝顔が視界に入った。
体の体温が下がり僅かに震えている。
「ナゥゥニャァ・・・(やっぱお互い様じゃねぇか・・・いや、俺の方が絶対マシだ。)」
土方の腕から抜け出し、傍にあった毛布を引き寄せ多少苦労しながらも肩までかける。
ふと、土方の手に生々しく残っている引っ掻き傷が目に入った。
昨晩自分が付けたものだ。
・・・多少の罪悪感からか、僅か芽生えた猫の習性からか、前者でも後者でもあってほしくはないが、気付けば俺は口元を寄せ傷口をペロリと舐めていた。
すると僅かに土方の目が開き、笑みを浮かべながら優しく俺の頭を撫でると、静かに目を閉じまた寝息を立て始めた。
「ありがとな」と小さな声で囁かれ、思わず赤面してしまった俺は、きっと重症なんだろう・・・
猫の方が何かと都合がよかったりするときもあるが、やはりこのままでいるわけにはいかない。それはわかっている。
とりあえず、助けてもらった礼ぐらいは言っといてやるよ。
「ナ・・・ナゥ・・(あ・・・あんがとよ・・)」
元に戻れたら・・・いや、戻ったら・・そんときゃ、多少は素直んなってこっちからオメェの胸に飛び込んでいってやるよ・・・
弾みで逆に押し倒すかも知んねーけどな。
じゃぁな、土方。 また、あとで・・・
---------------------------------------
なんだか最後は無理矢理感が溢れてる気がs
小話というだけあってなかなかに短い仕上がりになりました。
鳴き声とセリフを一緒に書く楽しさにハマりそうですwww
・・・・・・つーか・・・あれ・・・;;後半付近から銀ニャンが乙女になってるぞ・・・?;;;←
なんか土方にベタ惚れな銀ニャンが出来上がっちゃってるぞ・・・?;;;
おかしいな当初はもちっと違う流れがあったはz←黙
まぁでも可愛い銀ニャンが書けたので満足はしてます。
ホントに勢いで書いたので支離滅裂になってないか不安です。。。
※原作は完全無視しているのでその辺の矛盾はご勘弁ください・・・orz

PR