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Lycoris-曼珠沙華-

ここは柚浦満月(ユウラマンゲツ)が運営する小説サイトです。                                                        ♂同士の恋愛要素を多々取り扱っております。                                                        興味がない方やこのようなジャンルに嫌悪感を持たれる方は『戻る』あるいは『×』にカーソルを持って行き左クリック連打しましょう。           その他にアニメ・マンガの感想やサンホラを中心に歌詞なども載せています。

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銀さん誕生日記念小説...【土銀】


銀さん!!!
お誕生日おめでとう!!!


てなわけで、土銀小説をうpしようかと思います♪

最初は坂銀とかにしようかと思ったんですけど、土方さんの誕生日のときに引き続きこの二人にはお互いの誕生日を祝ってもらいたいなと❤

程よい甘さです♪







―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

午後11時半過ぎ...

ようやく今日の仕事を終えた・・・

チッ・・・ったく、今日は非番だったってぇのに、昨晩の山についての書類を早急に処理してくれなんて・・・運がねぇ・・・

しかもなんだあのふざけた量はッ・・・;;

総悟の野郎がバズーカやたらぶっ放してくれたおかげで請求書まで来る始末じゃねーか。

すっかり夜が更けちまったな・・・

・・・・・・・・・・・・・急ぐか・・・せめて、日が替わる前に・・・・・・・・・












-ただ伝えたくて,,,-














午後11時40分・・・・か・・・・・・・

時間を見て思わずため息が出る。

・・・・・・・・・・・・・・・さすがに・・・寝ちまってるか・・・・;;

本当なら今日の昼ごろには、カス一つ残すことなく完食されていたはずのラウンドケーキ1ホールを手にしたまま、俺は万事屋の前で立ち尽くしていた。

急いで屯所を出てきたために、連絡など一切しないまま来てしまったことを今更ながら後悔していた。

しかし、今日は電話口でしかあいつの声を聞いていない・・・

しかも内容は1週間も前から非番をもらっていた日に急な仕事が入ってしまったというドタキャン電話。

このままじゃ示しがつかねぇし・・・時間もねぇ・・・

ようやく踏ん切りがつき、足早に万事屋への階段を上がると、俺は静かに戸を開けた。

万事屋内は静寂に包まれているが、居間の明かりは灯っている。


「銀時・・・?」


居間の押し入れで眠っている神楽を気遣って小さめの声で銀時の名を呼んでみる。

だがやはり声が小さすぎたのか、返事がない。


「・・・あがるぞ。」


尚も返事はないが、念のため断わりを入れて中へと入る。

寝ているようならケーキだけでも置いて帰るか・・・いや、でも何もせずに帰るというのも・・・;;

そんなことを考えながら俺は居間の戸を開けた。

そしてそこで俺の思考は止まる。

返事がないはずだ。

銀時は読み上げたジャンプを卓上に放り、ソファーに腰掛けたまま静かに寝息を立てていた。


「・・・・・・・・・・。」


俺は静かに歩みより、卓上にケーキを置いた後、銀時の前に膝をつき寝顔を覗いた。

いつもの飄々とした姿を忘れさせるほどの柔らかな表情に、シャンプーの香りが漂うフワフワの銀糸。

紺色の甚兵衛から覗く無防備な白い胸元。

そして僅かに開いた仄かに赤い唇が、俺を誘惑する。

おもむろに頬に手を添え、鼻先がつきそうなほどに顔を近づける。


「銀・・・」


愛しい者の名を囁く―――



















「・・・・・・・・・・・・・・・っっっっっ!!!!!???;;」



今の流れからして・・・確実に俺からキスをするはずだった。

なのに・・・・・・今俺の後頭部には目の前にいる男の手が回され、傍から見れば土方十四郎の唇が奪われているようにしか見えない・・・

すっかり立場が逆転してしまっていた。

しばらくしてようやくお互いの唇が離れる。

顔が熱い・・・俺は無意識に腕で自分の顔を覆った。

そして恋人から発せられた第一声は、予想していた通りの言葉だった。


「遅ぇんだよ。どんだけ恋人待たせてんだ?コノヤロー」


そう。そう言われるとわかっていたから、俺もすぐに『すまねぇ・・・』と謝るつもりでいた。

しかし今の俺には申し訳ないという気持よりも悔しさと怒りのほうが遥かに勝った。


「テメェ・・・タヌキ寝入りしてやがったのか・・・」

「ちげーよ。今の今まで爆睡してたっての!つったって気づくだろ普通!あんだけ顔近づけてくれば誰だって!」

「だからってなんでテメェから・・・;;」

「あぁ?あー・・・なんか不服だった・・・から?」

「知るかっ!!!聞くんじゃねーよ!つか、んだそれっ!俺からじゃ不満だとでも言うのかよっ」

「いやぁ・・・別にそういうことじゃなくてだな。なんつーか・・・寝込みに唇奪われるってのが・・・どうも気に食わねーんだよな。」


人差し指を自分の唇に押し当てる仕草をしながら勝手なことをほざく銀時。

ふざけんなよ・・・んな仕草したって可愛いなんて欠片も思わねーんだよ・・・

キュン❤のキの字も感じねーんd・・・・・・・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・土方君?怒った・・・?」


ガッ!!!


「うおっ!!;;;な、なんだよ;;;」

「・・・・・・・・寝込みじゃなかったら、いいんだな・・・」

「え・・・;;;ちょ、土方君・・・?大事な何かが切れちゃった・・・?;;;」


銀時の肩を持つ手の力を無意識に強める。


「ままま待てっ;;とりあえず落ち着いてタイムマシンを探せッッんん!!?;;」

「・・・・・銀」

「ん・・は・・・ァ///土・・・かっ・・・ちょ、待っ・・」


ぐぅぅぅぅぅぅぎゅるるrrrrrr.....


「・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

「・・・・・・・;;;」


え、今の・・・・・・銀時・・・だよな・・・;;;

まさかコイツ・・・


「銀・・・お前・・・何も食べてなかったのか・・・?;;」

「・・・・・・いや、食ったけどよ・・・///;;10時間くらい前に・・・」

「昼飯じゃねーかっ!!」


マジかよ・・・;;

俺が来るまで夕飯を待ってたってのか・・・?


「あ・・・なんだ・・・その・・・;;;」


そこでようやく申し訳ないという気持ちが沸き起こり、嬉しさとも驚きとも言えない感情が胸を支配する。

気がつけば言葉よりも先に体が動き、銀時の体をきつく抱きしめていた。


「いや・・・あの・・・土方君・・・抱きしめてくれんのは嬉しいんだけどさ・・・そこまでの経緯を思うと銀さんとても複雑・・・「すまなかった。」

「・・・・・・・・・・え、そこで詫びんの・・・?;;;」

「ったりめーだろ・・・もう少し早く片付けるべきだった・・・」

「・・・それはァ・・仕方ねーだろ?」

「、悪ぃな・・・」

「気にすんなよ。とりあえず、今からなんか作っから、食おーぜ。デザートもあることだし♪」

「お、おう。」


俺はふと時計を見た。

午前0時1分前・・・

何やってんだ俺は・・・

ここに何しに来たんだよ。


「銀時。」

「あ?」


こちらを振り向いた銀時に歩み寄り肩口で静かに囁く。


「誕生日、おめでと。」















―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

短いなぁ・・・

もうちょっと話の運び方を考えるべきだったか・・・

てか、あれ・・・?

終わり方、土方誕生日記念小説の時と一緒じゃね・・・?と思われた方。

別に狙ったわけではございません。

でもなんかすいません。

これが柚浦の限界なんだと思います。

途中土方さんのキャラが変わったことにも謝罪します。

キュン❤とか・・・;;;

ちなみに柚浦は受けを受けらしく書かないことをモットーとしているつもりなのですが、今回の銀さんはどうだったでしょうか・・・

柚浦は口から砂が出るような甘々が苦手なので、甘いほのぼのを書いているつもりでもあまり甘くなりません・・・

それ故に内容が中途半端になっていないか不安ではありますが、自分なりに精進はしていきたいです。

つか・・・あのやりとりで20分近くも経ったか・・・?;;;←それを言っちゃいかん。。。

では本日はこの辺で・・・m(__)m



















-そしてオマケ-



「うん、うまい♪」


ケーキにがっつきながら満足そうに笑みを浮かべる銀時。

俺もその表情に釣られそうになったがふとあることに気付く。


「そういやぁ、さっきはあんだけ声を荒げたってのに、よく起きてこなかったな。」

「?誰が。」

「誰って、チャイナに決まってんだろ。」

「あぁ。アイツなら、新八んとこ置いてきた。」

「え・・・」

「今日・・・もう昨日か。オメェ昼来れなかっただろ。だから急遽新八んとこ行くことになってな。俺は別にいいっつったんだがアイツらが自棄に張り切ってよ;;泊ってけとか言われたけど、どうせオメェのことだから遅くなっても来るだろうと思って断ったんだよ。そんときに神楽だけ預けた。」


だがおかげでまた可哀そうな卵焼きを食わされそうになって大変だったんだよ・・・とかなんとか銀時がブツブツ呟いている気がしたが、俺の耳には入ってこなかった。


ガッ!!!


「・・・・・・・あの・・・・土方君・・・?;;;今度はどうしt「誰もいないんだな・・・・」

「は・・・?」

「今ここには、俺とお前しかいないんだなッッ!!!

「(サァァァ・・・)←青ざめる音」

「だったら・・・遠慮はいらねぇな。(ニヤリ)」

「ちょ、待った!!!さっきまでの幸せそうな雰囲気はっ!!?恋人同士の甘ーいひと時的な・・・」

「知るかんなのっ!!」

「・・・はぁぁ・・・(・・・・・・・・・ダメだ・・・完全にタガ外れてるよこの人;;;)」

「銀時・・・」


暗転―――






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

くだらねっ!!!←オイ

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プロフィール

HN:
柚浦満月
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1990/05/17
職業:
専門学生
趣味:
PC/お菓子作り/妄想・・・orz
自己紹介:
まとめて記事に記してます。。。

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ズザ楽しみ。。。´ω`*

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