Lycoris-曼珠沙華-
ここは柚浦満月(ユウラマンゲツ)が運営する小説サイトです。 ♂同士の恋愛要素を多々取り扱っております。 興味がない方やこのようなジャンルに嫌悪感を持たれる方は『戻る』あるいは『×』にカーソルを持って行き左クリック連打しましょう。 その他にアニメ・マンガの感想やサンホラを中心に歌詞なども載せています。
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魔法使いサラバント
魔法使いサラバント
昔あるところに 恋人を亡くしたひとりの魔法使いがいた
彼が求めたのは 死者を甦らせる禁断の秘法
領分を侵す者に降りかかるのは 厄災のみと識りながら
何故人は求めるのか? 人智を超えた魔神の力を・・・
吹き荒ぶ風は砂を巻き上げて
若い旅人の行く手を阻む
旅の道連れは一頭の駱駝
砂丘(おか)を乗り越えて街へと向かう・・・
「魔法のランプが欲しくはないか?」
胡散臭い髭の男が囁いた
薄暗い路地裏での駆け引き
彼は男が持ち出した条件を飲んだ・・・
ランプを擦ると魔神が現れ 3つの願いを叶えてくれると言う
願い事を1つ譲るという条件で 彼はその在処を聞き出した
そのランプは 南西にある洞窟に封印されているという
片足が悪いという男の代わりに 彼は穴の中へと降りた・・・
砂漠の下には 大きな空洞
冷たい空気が 背筋を掠める
洞窟の奥には 妖しい祭壇
黄金のランプと 古びた絨毯
ランプを手に取ると 洞窟が崩れた
「ランプを早くこっちへよこせ!」 男が叫んだ・・・
忘レモノハ在リマセンカ?
暗い闇の中 懐かしい声を聴く
暖かな光 愛しい声を聴く
「貴方はまだこっちへ来てはいけないわ
遣り残したことがきっとあるはず・・・」
暗い闇の中 懐かしい声が言う
暖かな光 愛しい声が言う
「失われたモノの為に願うより
今目の前にあるモノを見つめて・・・」
目醒めれば砂が巻き上がる 砂丘(おか)の上で抱かれていた
黒髪の美しい少女 泣きながら微笑んでいた
「古の罪と罰の輪舞曲(ロンド) ランプに閉じ込められていた
愚かな私を出してくれた御主人様(マスター)
さぁ願いをどうぞ 叶えましょう」
3つの願い全て叶えたら少女は再び
唯冷たい砂の下で幾千の孤独に震える・・・
そして彼は願った・・・
吹き荒ぶ風は砂を巻き上げて
若い旅人の行く手を阻む
旅の道連れは二頭の駱駝
長い黒髪の少女が一人・・・
歌詞参考:SHを歌おう@wiki(http://www21.atwiki.jp/sing-sh/)
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雷神の系譜
雷神の系譜
世界を救いし隻腕の英雄亡き後
邪神が封印されし地に街を築き
自らが結界の役割を果たし
永き平和への礎と成す...
誇り高き右腕に刻まれし雷の紋章(あかし)
彼の者達の名は 雷神の民
伝承の謎 紋章の秘密
少年が描く軌跡 雷神の系譜
弱い者ほど徒党を組み
身代わりの羊を捜す
愛を知らない幼き日々は
灼けた石の痛み
ひとり唇噤んだまま
膝を抱えて耐えていた
雨も宿ればいずれ過ぎ去る
嵐もまた然り
されど輝かざる紋章(しるし)
本当の強さって何だろう?
差し出された少女の小さな手が
とても大きく見えた・・・
黙したまま何も語らぬ歴史の手の平の上で
出会ってしまった少年と少女の物語
十年の歳月も一閃の雷(いかずち)が如く
過ぎ去ってしまえば刹那
今...黒の歴史が再び動き出そうとしている・・・
遠い空見上げて この胸を焦がす
浮かぶのは彼女の 愛らしい笑顔だけ
適わぬ想いと 識っていながら・・・
麗しの君は何故 一族の長の娘
部族一強き者の許へ
嫁ぐこと定めしは 変えられぬ民の掟
嗚呼...雷(ちから)無きこの腕じゃ 君のこと護れない?
想いなら誰にも負けないと
叫んでもその言葉 虚しくも風に消えた・・・
期は満ちようとしていた 長の娘も今年で婚礼を定められし齢十六
その誕生の日が差し迫り 一族の猛者達は競って名乗りを上げた
期は満ちようとしていた 邪悪なる波動が街全体を包み込み
空に立ち込めたる暗雲は <三度目の嵐>の訪れを告げようとしていた・・・
「おぉ...何ということじゃ 黒き法衣(ローブ)を纏いし者達の影が見える
「...婆様...どうなされました?お婆様...」
予言書の使徒 奴らを封印の深奥へ行かせてはならん
邪神の封印を解こうとしておるのじゃ
いまや雷神様の血も薄れ 我らに扱えるは小さき雷(いかずち)のみ
あぁ恐ろしいや 天地を揺るがす強大な力じゃ 来るぞ...あぁ来るぞ・・・」
地を割る咆哮 天を裂く爪牙 烈火の如く燃えさかる六対の翼
暗黒を宿した瞳に魅いられただけで 勇猛なる戦士が次々と倒れていった・・・
嗚呼...人間とは神の前では かくも無力なモノなのだろうか...
誰もが深い絶望に呑まれかけていたその瞬間(とき)
ひと際眩い閃光が雷(ちから)無き青年の体を貫いた・・・
「覚醒めよ...勇敢なる右腕を持つ者よ...
直系の雷(ちから)を受け継ぎし者よ...
かつて私は邪神を封印せし折 雷(いかずち)の槍を放ったが故右腕を失った
今その雷(ちから)を開放すれば 右腕はおろか全身が吹き飛ぶやも知れぬ
御主にその覚悟があるか?
・・・ならば今こそ覚醒めよ<雷神の右腕>よ!」
「ひとりでは耐え切れぬ 雷(ちから)でもきっと
ふたりなら大丈夫 私は信じる!」
暗雲を貫く雷(いかずち) あの日出会った少年と少女は
今...二つの紋章(しるし)重ね合わせて 輝ける未来(とき)を紡ぐ・・・
「・・・ちゃん...ねぇ...お婆ちゃん...お婆ちゃんったらぁ」
「どうしたの?それからお話どうなったの?」
「おぉ...そうだったねぇ ごめんよ」
「その後 雷神様が邪神をやっつけたんだよね?ね?」
「さて どうだったかねぇ... 昔の話だからもう忘れちゃったねぇ・・・」
「えー...そんなのズルいよぉ!」「オッホッホッホ...」
...そう言って微笑んだ祖母の瞳(め)は とても優しい色をしていた
...その時の事は今でも印象深く覚えている
...私は信じているのだ 雷神の系譜は途絶えていないのだと・・・
受け継がれるモノ...受け継がれざるモノ...
暗雲を貫く光を翼に受け...その白鴉は羽ばたいて往く・・・
歌詞参考:SHを歌おう@wiki(http://www21.atwiki.jp/sing-sh/)
檻の中の花
檻の中の花
【歌詞カード】
殺戮の舞台女優 『Michèle Malebranche』
その生涯には、あまりにも奇怪な謎が多い。
彼女が犯罪史の表舞台に登場すること三度に渡り、
そのいずれもが狂気に満ちた幻想の戯曲として知られている。
【曲】
殺戮の舞台女優 『Michèle Malebranche』
彼女が犯罪史の表舞台に登場すること三度に渡り、
その短い生涯においては、多くの奇怪な謎が残されたまま
未だ完全には解明されていないのである。
(初舞台 「パパの幸せを描いてあげる・・・」 en 21 novermbre 1887)
実父 『Joseph Malebranche』 の凄惨な変死事件
証拠不十分及び、年齢に対する
殺害遂行能力に疑問の声が上がる。
現実と幻想の境界を認識出来ていない
類いの言動を繰り返し、
行動にも尋常ならざる点が多々見受けられた・・・。
(識られざる幕間劇)
鮮朱から冷蒼へ移り変わる 舞台の上に女優を呼ぶ
(De rouge vif au bleu froid) (Actrice)
[ドゥ ルージュ ヴィフ オ ブルー フロア] [アクトリス]
街角の影手招くのは 闇を纏った貴婦人
(Silhouette)(Tenebres)(Dame noble)
[シルエット] [テネーブル] [ダーム ノーブル]
素早く抱き寄せ 首筋に熱い接吻
(Baiser)
[ベゼ]
少年の液体は仄甘く 血赤色の陶酔感(ゆめ)を紡ぎ
(Garçon)(Sang) (Rouge)
[ギャルソン] [サン] [ルージュ]
永遠(とわ)の夜に囚われた 花は咲き続ける・・・
(Nuit) (Freur)
[ニュイ] [フルール]
(二度目の舞台 「もう一度この手で彼女を・・・」 en 30 juillet 1895)
養父 『Armand Ollivier』 の手による絞殺・死体遺棄未遂事件
深夜、半狂乱で笑いながら庭に穴を掘っている所を、
近隣住民の通報によって駆けつけた警察官により逮捕。
その後、『Ollivier』は獄中にて完全に発狂した・・・。
(識られざる幕間劇)
鮮朱から冷蒼へ移り変わる 舞台の上に女優を呼ぶ
(De rouge vif au bleu froid) (Actrice)
[ドゥ ルージュ ヴィフ オ ブルー フロア] [アクトリス]
街角の影佇むのは 闇を纏った令嬢
(Silhouette)(Tenebres)(Mademoiselle)
[シルエット] [テネーブル] [マドモワゼル]
激しく愛して 花弁が堕ちるまで
(Les pétales)
[レ ペタル]
女の勘を甘くみないで 貴方が愛してるのは
(Michèle) (Monsieur)
[ミシェル] [ムスィユー]
しなやかな若い肢体 それは...『私』じゃない・・・
(Jeunesse corps) (Moi)
[ジュネス コープ] [モイ]
(三度目の舞台 「少年の液体は仄甘く」 en 4 février 1903)
『Michèle Malebranche』 による青少年連続拉致殺害事件
『Rouen』 郊外の廃屋にて多数の腐乱死体が発見される。
当時行方不明となっていた13人の少年達は、変わり果てた姿で
干乾びたような老婆 『Michèle』 も遺体に折り重なっていた・・・。
(自称...天才犯罪心理学者
『M,Christophe Jean-Jacques Saint-Laurent』 曰く)
「彼女がどんな魔法を駆使したのか、
それは私の識り及ぶ所ではないのだが、
殺害動機という観点でのみ論じるならば、
答えは明白であると言わざるを得ない」
「彼女は、自らを閉じ込める狭い檻の中から
抜け出したかったのでしょうな・・・
それも極めて偏執的なまでに。
...しかし、残念ながら
その願望は生涯叶うことは無かった。
...そして、死後一世紀を経過した今でも、
彼女はその檻の中にいる・・・」
「・・・何故そんなことが断言出来るのか?...良い質問だ。
よろしい、誤解を招くことを承知で、
この 『M,Christophe Jean-Jacques Saint-Laurent』
あえてここで公言しておこう。
我々もまた、彼女と同じ檻の中にいるからだと・・・」
( 『Michèle Malebranche』 の手記に遺されていた詩の断片)
檻の中で咲き乱れ 枯れ朽ち果てる前に
(Cage)
[カージュ]
愛を失くしたこの世界に・・・ 捧ぐ...お別れの挨拶
(Amour) (Au revoir)
[アムール] [オ ルヴォワール]
~連作幻想戯曲 『檻の中の花』 (著) Noèl Malebranche
歌詞参考:SHを歌おう@wiki(http://www21.atwiki.jp/sing-sh/)
↓追記...
Yield
Yield
一人娘はせっせと種を蒔く
変わらぬ過去に 訪れぬ未来に
不毛な行為と君は笑うだろうか?
それなら君は 幸せなんだろうね・・・
根雪の下で春を待つの 夏が過ぎれば実りの秋ね・・・
豊穣...収穫...それは果実を産む(Harvest,harvest. It yields 'fruit'.)
最も遅い収穫...それは甘い果実を産む(La La Latest harvest. It yields 'sweets'.)
一夜限りの情事(ゆめ)でも構わない
それをも女は 永遠(とわ)に出来るから
不毛な恋と君は笑うだろうか?
やっぱり君は 幸せなんだろうね・・・
凍える夜は夢を見るの 夏が過ぎれば想いが実る・・・
豊穣...収穫...それは果実を産む(Harvest,harvest. It yields 'fruit'.)
最も遅い収穫...それは甘い果実を産む(La La Latest harvest. It yields 'sweets'.)
3...不安定な数字 3-1...模範的な数式
問題となるのは個の性質ではなく 唯記号としての数量
世界が安定を求める以上 早くどれか一つを引かなければ・・・
何故人間(ひと)は恋をする
相応しい季節(とき)に出会えないの?
嗚呼...お父さん(Dad)お母さん(Mam)
「それでも私は幸せになりたいのです・・・」
恋心 甘い果実 真っ赤な果実(Sweets La La Sweets La La 真っ赤な Fruits)
もぎ獲れないのなら 刈り取れば良いと・・・
恋心 甘い果実 真っ赤な果実(Sweets La La Sweets La La 真っ赤な Fruits)
嗚呼...でもそれは首じゃないか・・・
二人の女 一人の男 一番不幸なのは誰?
落ちた果実 転がる音 余剰な数字 引かれる音
3-1+1-2...最後に現われたのは仮面の男
彼らが消え去った後 荒野に一人取り残されるのは誰?
歌詞参考:SHを歌おう@wiki(http://www21.atwiki.jp/sing-sh/)
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プロフィール
HN:
柚浦満月
年齢:
34
HP:
性別:
女性
誕生日:
1990/05/17
職業:
専門学生
趣味:
PC/お菓子作り/妄想・・・orz
自己紹介:
まとめて記事に記してます。。。
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銀時: 『劇場予告だコノヤロー! しかとッ! その目ん玉に焼き付けなッ!!』
ズザ楽しみ。。。´ω`*