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Lycoris-曼珠沙華-

ここは柚浦満月(ユウラマンゲツ)が運営する小説サイトです。                                                        ♂同士の恋愛要素を多々取り扱っております。                                                        興味がない方やこのようなジャンルに嫌悪感を持たれる方は『戻る』あるいは『×』にカーソルを持って行き左クリック連打しましょう。           その他にアニメ・マンガの感想やサンホラを中心に歌詞なども載せています。

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戦国BASARA 【政宗→佐助】



当初の予定では銀魂と鋼の二次創作をメインとして運営していくつもりだったのですが・・・

鋼の小説をうpするよりも先にBASARAの二次創作に手出しちゃったよ・・・

なんかふと浮かんでノリで仕上げちゃった感あります。


設定もきちんと説明しとかんと意味わからんとですはぃ´ω`;;

アニメをご覧になってる方はわかると思いますが、武田軍で政宗が療養してる間の出来事です。

ですが本編はもろ無視ってます。

松永編はなかったことになっております。

そしてラヴはありません。

ただの会話です。←

つまらんと思います。←;;;

ほのぼの・・・?かな・・・?;;

そんなお粗末なモノでもよろしければ...m(__)m





-其は遥か-






「ぐぉああああああ!!!!!」
 
 
ドゴオオオオオンンン・・・・・・
 
 
「・・・・・・・」
 
 
何がしてぇんだ?アイツらは・・・
 
そんなことを思いながら、目の前で繰り広げられる暑苦しい拳のぶつけ合いを唯眺める。
 
幾度目かになる幸村が石塀に体を叩き付けた音が響き渡るのを聴きながら、縁側に座り呆れたような溜息を吐く伊達政宗。
 
ふと政宗の視線が上方へと向けられ、同時に口を開いた。
 
 
「いつもあぁなのか?」
 
 
すると、政宗の位置からは確認できない屋根の上から「まぁね。」と返事が返ってきた。
 
声の主である猿飛佐助は軽やかな動きで屋根から下りてくると、政宗が座る縁側に同じく腰掛ける。
 
 
「いつまでやってるつもりなんだ?いい加減うんざりしてくるぜ・・・」
 
「俺様が止めるまでいつまでも。」
 
 
佐助の即答に政宗は思わずフッと笑みを溢す。
 
 
「随分と苦労してそうだな。」
 
「まったくだ。お二人には毎度手をかけられるよ。ついこないだなんて・・・」
 
 
佐助も話しながらニッと顔を綻ばせる。
 
そんな佐助の横顔を、政宗は目だけで見つめていた。
 
自分の苦労話や愚痴を敵の将に平然と話す姿は、一見無防備のようにも思えるが、いざこちらが刃を向ければ迷うことなく息の根を止めに来るのだろう―――
 
まったく食えない男だ―――政宗は思った。
 
今度は自嘲じみた笑みが口元に浮かんだ。
 
 
「だからホントさぁ、気の休まる暇もないというかぁ」
 
「そんなに苦労事ばっかなら、いっそうちに来るか?」
 
「・・・アレ?俺もしかしてスカウトされてる?」
 
Yeah♪毎日暑っ苦しい思いしなくてすむし、ここよか居心地いいと思うぜ?」
 
「・・そうさねぇ・・・確かに、お宅のほうが多少涼しい思いは出来そうだ♪」
 
 
今度は佐助が自重気味な笑みを溢す番だった。
 
 
「だけど、伊達の旦那は一つ勘違いしてるぜ?」
 
「勘違い?」
 
「俺は汗かくような暑さは確かに嫌いだが、」
 
 
言いながら佐助はすっと腰を上げた。
 
 
「御館様や旦那達のような暑っ苦しさは、嫌いじゃない。むしろ心地良くも感じるぜ♪」
 
 
佐助は振り返り様にニカッと明るい笑みを政宗に向ける。
 
その笑みを見た政宗も自然と表情が綻ぶのを感じた。
 
 
Ha!お前もよっぽどだな。あの暑苦しさが心地いなんざ、ついていけねぇよ。」
 
 
言いながら政宗の視線は佐助の後方へと向かう。

視線の先では、ぅおおおやかたさむああぁぁぁ!!!ゆぅぅきむらあああああ!!!といまだにその暑苦しいやり取りは続いている。
 
佐助も続くように振り返り、自身が付き従う者達に感慨深げな視線を向けた。
 
 
「俺に取っちゃぁ、旦那達が全てだ。今さら離れるなんざ、考えつきもしなかった。」
 
「・・・わかってるさ。マジに考えんな、言ってみただけだ。」
 
 
言うと意地悪そうに顔を歪めて見せる政宗。
 
 
「意外だなぁ、冗談言うようなイメージなかったんだけど?」
 
「ちぃとばかし惜しいがな。」
 
「そんなこと言ってると、片倉の旦那が妬いちまうぜ?」
 
「苦労が絶えねぇんだろ?これは立派な好意に思ってもらいてぇもんだな♪」
 
「片倉の旦那ほどじゃぁないと自負してるけどね♪」
 
「言ってくれんじゃねぇか・・・;;」
 
 
政宗の口の端が引きつるのを目の端に捉えつつ佐助はおどけてペロリと舌を出して見せた。
 
 
「さて、そろそろ止めに入るとしますかね。やっぱ旦那達には、俺様がいてやらないと♪」
 
「すっかり母親気取りだな♪」
 
「よしてくれよ。俺様ならもっと利口で沈着な子に育てるさ!」
 
 
今度は政宗の方が茶化してやったつもりだったが、それを軽くあしらい佐助は幸村達の方へと駆けて行ってしまった。

 
佐助が去った後の静けさを、政宗は名残惜しげに感じていた。
 
『言ってみただけだ。』―――
 
そう、言ってみただけ。
 
唯、『冗談』ではなかった―――
 
そんなこと、言えるはずもないし、あの誘いに対してどんな返事が返ってくるかもおおよそ見当はついていた。
 
それでも、あの『忍』を求めてしまう。
 
このどうしようもない欲望に、自分でも嫌気が差す。
 
 
「―――届かねぇ か・・・」
 
 
佐助が止めに入ったことで幸村達の拳のぶつけ合いはようやく終わりを迎え、3人は互いに笑い合っている。
 
そこに在る空気は、実に心地の良さそうな、暖かいモノが包み込んでいた。
 
その光景をほんの一瞬でも羨ましく感じてしまった己を噛み締めるように、政宗は少しだけ細めていた目をそっと閉じた。


我ハ求ムル―――

其ハ、遥カ遠ク―――





----------------------------------





お疲れ様です。m(__)m

案外短いモノになりました。

その分意味不なところや矛盾してる部分があるんじゃないかとビクついとります。´ω`;;


・・・・・・・・・・・・・・おかしいなぁ・・・

柚浦は政宗受オンリーだったんですけどねぇ。。。

最近見方が変わってきて、このようになってしまいました。

政宗リバ。幸村リバ。佐助リバ。あとは圏外を除いてみんな攻め。

幸村や佐助が相手なら政宗も左になるけど兄貴や小十郎が相手なら確実に右になる・・・

両方出来るキャラって柚浦大好きです。

萌えますすごく。。。

気まぐれなのでこちらはもうしばらくは書かないでしょうねぇ...

またいいモノが浮かぶまでは、しばしサラバです。。。

ここまで読んで頂きありがとござましたッッm(__)m


※記事更新後、少しだけ修正を加えました。

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プロフィール

HN:
柚浦満月
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1990/05/17
職業:
専門学生
趣味:
PC/お菓子作り/妄想・・・orz
自己紹介:
まとめて記事に記してます。。。

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ズザ楽しみ。。。´ω`*

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